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2014年3月 5日 (水)

夜咄の茶事へ

2月末の事でございます。

Dsc07940厳寒期(12月~2月)の夜に、蝋燭の灯りだけの暗闇に包まれ、湯のシュンシュン沸く音(松風・松籟)をBGMに静かに茶の為だけに過ごす幽玄な茶会:夜咄がありました。

←寄付き

着物は暗闇の世界なので白っぽいものが映えますが、煤の汚れがつく心配もある事を想定して... 等とケチなこと言わない!汚れたら洗いに出せば良いのですヽ(^o^)丿

火鉢の炭火 今では、火鉢も炭も知らない人 炭を熾せない人 の方がほとんどの時代…まして暗闇で炭の赤い火を見つめることなんてお茶の世界だけでしょうね?↓

Dsc07939_2 「お稽古茶事」とは言うけど、寄付き・水屋・手燭…の蝋燭は全部新品!途中で蝋燭が消えちゃあいけないけど、和蝋燭はお高いでしょ?残ったのは何かに使える?等と下世話な話題の待合でした (^^ゞ

想定は午後6時だが、まだ明るい3時半スタートなので雨戸を締めた寄付きと、同じく雨戸を締めた広縁に腰掛待合を作って、電灯を消した暗いなかに足元行燈の灯り…雰囲気は夜~♪

Dsc07995亭主・正客の「手燭の交換」をし、席入りするとお床に手燭、炉に短檠(たんけい)の灯り二つのみ... もう別世界です!

ご亭主がお点前する影が背面に大きく映し出されるのも この席ならではのもの。

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“この席ならではのもの”は灯りの道具:数種の行燈、手燭、短檠、膳燭だけでも見もの(これを揃えるのも大変!)。 

和蝋燭は燃えカス芯が長くなると炎が揺らめいて明るさが落ちるので、時々近くの客が芯を切る作業をするのも夜咄ならでは。↓切り過ぎると火が消えるので要注意。

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①寒い中をやって来た客を 先ずは温かい薄茶でもてなす「前茶」(連客は薄茶をおも合いでいただく)

②炉の炭をただす「初炭手前」... 初掃きで炉に寄り合い炉中拝見 

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香合の拝見 暗いから手燭と共に回って来るが、手燭の柄の向きに注意!

懐石でーす♪ でも、お料理画像はありません。画像では室内が肉眼以上に明るく写っているのですが、実際は肉眼ではほぼ暗闇... 美人かブスかも見分けがつかないほど(^^ゞ 

師匠の玄人はだしの美味しい懐石 なのですが、暗闇の中では色も形も良く分からず闇鍋状態です。でもどれも美味しくたっぷりの盛り付け、千鳥の盃の頃にはお腹もいっぱい... 懐石で満腹になるんですよ~♪

Dsc08000茶道のお稽古始めた頃は、茶懐石はどうやって食べたら良いのか食べ方作法等指導されてもチンプンカンプン… 向付けって?椀物?ってどれもお椀じゃん と言ってる客でしたから連客の先輩の仕草を真似しながら食べてました。だから必死でお味なんか分かりませーん(-_-;) でも回数こなし、又、お稽古とは別に2年前から仲間と『茶懐石研究倶楽部』を作って懐石料理を食すようになったお陰で、一応『食べる事』だけはドギマギせずに出来るようになりましたわヽ(^o^)丿

お茶=無言じゃあないんですよね、一番の馳走は「会話」と言われますが、有言の会話・無言の会話 よく分かりませんが避けるべき話題は避けて楽しく和やかに過ごせるようになったのは歳のせいもあるかも。

Dsc08002⑤懐石の最後のお菓子をいただいたら「中立ち」で待合へ移動 客にとっては休憩であり、亭主にとっては席を改める時間になります。ここまでが「初座」、支度が整った合図の鉦を聞き再び茶室に入り、ここから「後座」になります。

濃茶 続いてお菓子が運ばれ薄茶
(ここが この茶事のメインです)

留め炭 客が引き上げる前の最後の御馳走…炭を掻いて赤い下火を見せるのがこんなにも素敵だとは!

名残り惜しく引き上げる客と見送る亭主… いやぁ 贅沢な4時間でございました。 

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