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2008年2月26日 (火)

昨日は夜話の茶会へ

080225017 寄付きに3時半...3時半? 真っ昼間じゃん!

はじめてズーッと上の姉弟子のお宅の茶会に招かれた

   お正月のにわか着付け教室でめでたく自立し、     自分で着付けてきた田呂○さん→

それにしても「夜話」なのにこんなに明るい時間では気分も何もあったもんじゃないではないか。

何度も経験はないが、師匠のお宅での幻想的な蝋燭の灯りだけの幽玄の世界を味わい感激してるのに...と、一緒に呼ばれた姉妹弟子と「夜話」のイメージが壊れちゃうかもねと話しながらお宅訪問。

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お宅も住宅街の斜面に建っており茶会に招かれた我等が歩いているのが不似合いなロケーション...が、門を1歩踏み入れてビックリ!門の外とは全く違う空気 おまけに斜面ゆえにご近所の家並みは生垣に隠れ、お山の中腹に建つ庵のよう。

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清々しく打ち水されお庭は空気までしっとり

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招かれた客は私を含めて7名、遠くは2時間半掛けてやって来たという方も(亭主のTさんとお稽古に励んだ方=先輩)「Tさんの茶会は楽しみなの」とおっしゃってたけど、その方も「こんなに明るい夜話は初めてだけど楽しみ♪」...そうです不満など言わず素直に喜ばなくっちゃ。

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あとは画像がありません...。

素晴らしかった!

先ず明るさの問題点は、最初の薄茶をいただく頃なにやらガラガラ...段々薄暗くなる ガラガラ...真っ暗!(雨戸を閉めて夕刻シーンに)

お料理・お菓子の美味しさ!初めて参加の私以外は「これが楽しみだったの」と言うほどのお料理名人なんだと。

お道具の素晴らしさ!お茶をいただくことしか知らない私にも「何だかすごい=高い!古い!物らしい」と薄暗い中でも分かる物の数々。

そして7人の客をもてなすのにお料理はもちろん、外の火の始末から湯桶の交換までお手伝いも半東もおかず全て亭主お一人でこなしている!「一人だからちょうど良いのは3,4人だけど、7人くらいまでね」と難なくおっしゃる。

それでいて待つ時間が長いわけではない!「やはり数をこなしているからできるのよねぇ」と皆さんおっしゃるがそれだけではないだろう。

080225020_2Tさんの母上・祖母上もお茶を教え「道具だけは溜まってしまって...使ってやらないと」と私なんぞにも惜しげもなく気遣わせぬよう出してくださる...それでいて気さくなのだ、締めるところはビシッと締めているが型にはまったおべんちゃらだらけの話ではなく本当に内々の気の合った者同士の会話が交わされる雰囲気をつくり出すお人柄が素晴らしい!←べたぼめ?

それができたのも正客のSさんのお陰で、一緒の席にはなったことがなく遠くから見ているだけの先輩で、口が悪く(←意地悪ではなく)ずけずけとものを言い茶席での問答など似合わぬお方が型通りの問答ではなく、いつもの調子でビシッと決めるのはさすが!Sさんも見直してしまった。

という事で本日は幽玄の世界も味わい、人は印象だけで判断してはダメ!ということを学んだ良い茶会でした。

080225021「また先生の具合が悪くなったときにはTさんのお教室に通わせてもらおう」と田呂○さんと話しながらオリオン座が頭上に輝く夜の9時!にお宅を出る

「終わりの時刻を考えて始まりが3時半だったのね」と納得...分かりもしないで不満を言いながら訪問をしたことを反省。

実に5時間程の茶会だったが、我等を退屈させず、そんなに時間が経っていることを感じさせず、満腹にさせ、それをお一人ですべて切り盛りしたTさん、紋切り型の正客などせぬSさんが姉弟子であることは嬉しい→こんな妹弟子は恥ずかしい?

反省 反省 反省 反省 自省 の夜でした。

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コメント

はじめまして、ひさこと申します。中ざくらさんのブログを拝見しています。そこでこちらを知ってお二方のところへは毎日お邪魔しています。中ざくらさんのところに何度かコメントを書いたことがありました。私もお茶をやっているので、キナコさんのお稽古の話題の時は興味深々デス。毎年、初釜をしていますが、一人でなにもかもやられたなんて。ご亭主の方、すばらしいです。よろしければまたコメントさせてくださいね。

投稿: ひさこ | 2008年2月27日 (水) 14時31分

・ひさこさん

いらっしゃいませ~♪
私のお茶は、先生手作りの美味しいお菓子(←採算を考えてないから菓子屋も逃げ出す)とお茶をいただいて異次元空間に浸りたいだけなのです。
だから落ちこぼれの弟子ですが楽しいので登校(お稽古)拒否なんかなりませーん。
先生は、常々一人で茶会をやれるように指導しています。
もちろん半東や水屋のお手伝いを必要とする大きな茶会も開く先生ですが、本当のお茶は一人でこじんまりとやるものよと言ってます。

投稿: キナコ | 2008年2月27日 (水) 19時43分

お茶は奥深いですね~
大昔の若い頃に少~し嗜んでいくつかお免状もいただいたのに
その後は長らくご無沙汰で、見事な忘れっぷりですが、
しみじみいいわぁ!と思って読ませていただきました。
素晴らしい夜話だったようで、キナコさんの趣味の広さ、懐の深さに感銘しています。

投稿: むかし桜 | 2008年2月28日 (木) 00時09分

・むかし桜さん

私は何度も言う様に飲むこと食べることに専念しているだけで
家に茶室があるわけじゃなし、やかんの湯でお茶をたてているんですからね。
時々茶席で出くわす歯の浮いたような挨拶や問答される方がいるけど(←結構多い)
それがお茶をやっていて一番の苦手、見るのも聞くのもね。
そこを自分の言葉で亭主を誉め労うSさんを見てあこがれます。
ただし、Sさんの言葉にはしっかりした知識の裏づけがあってのこと...それが課題です。

投稿: キナコ | 2008年2月28日 (木) 10時24分

ご無沙汰しております。
やっとゆっくり拝読させて頂けました。
親しい人を招いてお茶事を自分でできるようになるのは、永遠の目標です。「茶事は夜噺にて上がり候」といわれるのですから、主客ともに一番難しい茶事なんだと思います。
全てお一人でされたご亭主様、同席している方をも引き込ませる問答ができるお正客様、計り知れないほどの知識を御持ちの方々ですよね。 私もあの通り一片の問答はつまらないので嫌いですが、自分に出来るか?と問うと、やはり通り一片になってしまうなぁと・・(涙)
どんなしつらえが工夫されていても、ご自分の経験・知識と紐つけながら賞賛できるようになることが、ご亭主の心遣いに真に答えられるお正客だと思っています。
 こんな方達に囲まれて勉強・刺激をうけれるキナコさんがとても羨ましいです♪

投稿: 花梨 | 2008年3月 9日 (日) 09時10分

・花梨さん

お久し振り♪
本格的に学ばれている花梨さんの茶道と、雰囲気とお茶だけを楽しんでいる私の茶道とは心構えから違ってると思いますが楽しんでおります。
今回の亭主・正客の姉弟子は本当に素晴らしいと思いました。
でもその素晴らしさを吸収できるといいんですけど...まだまだです。

投稿: キナコ | 2008年3月 9日 (日) 23時33分

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