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2005年7月17日 (日)

着物再生:染め、色かけ ➀

some3syoku 何としてでも着てやりたい

そんな着物ってあるでしょう

この左の黒は羽織。

最初は綺麗なピンク⇒牡丹色⇒黒と二度も染め替えられて今日まで着続けてます。

これは私がまだ二十前の頃、母が誂えてくれた綺麗な薄いピンク(桜色?)の無地だが

可愛い菊の地紋がくっきり浮き出た袷の着物だった。

some_034 母が誂えてくれるのはどうも好きになれないのが多かったのだが、

これは一目で気に入った。

当時よく着たものだが、二十代を過ぎる頃から段々、

このあまりにも綺麗なピンクと着用者との間にギャップが生じてきた...

そこで最初の染め替え。

somebotan 桜から牡丹色へ第1回目の染め替え。

袷の着物で八掛も同じような牡丹色にした。

ただし、仕立ては採寸などしないで何時もの出入りの呉服屋(悉皆や?)の番頭が「落ち着いた大人の色に変えましょうね」と言って、持って行った。

出来上がって届けられたのは何だかくすんだ色でスッキリしなかったが、地紋はさらに浮き出た感じで良く着た。

この頃から着物のサイズに疑問を持ち始めた。

というのも、もう身長は伸びていないはずなのに身丈が足りないようでお端折りの腰紐の位置で苦労したのと、太ってきたせいで裄が足りなくなった感じがしてきたからだ。

で、尋ねると私の仕立ての寸法は控えているのに私のサイズを知らないのだ。

言う事に「男並にしましょうかね」と、「男並みって何?」と聞くと洋服と違って着物はどんな体型でも着られるから細かいことは不要で男並女並で大丈夫なのだという。

「お嬢さんは手が長いのかもしれないから男並にしましょう。身丈も測っておきましょうかね、大分伸びたようなので」と、幾つの私に向かって言ってるの!

それで測ってもらい自分寸法で仕立てるようになってから裄もあり、腕がニューッと出ることはなくなり、腰紐も私の好きな位置で締められるようになったのだ。

そうなるとこの着物はだんだん着にくい部類の着物になり仕舞ったままになってしまった。

10年ほど前、押入れの片づけをしている時に出して処分しようかと思ったのだが、若い時とても気に入っていたものなので捨てるのも惜しく何かに生かそうと考えた。

somekuro 洋服感覚でジャケットのような羽織が欲しくなったので、黒に染めて羽織にした。

その時悉皆屋は「いまどき羽織は流行りませんよぉ。いいんですかぁ。」と今の羽織ブームを予想も出来なかった番頭は言ったが「いいの」と頼んだ。

黒に染めるのも「黒は最後ですよ」と小紋を勧めたが「いいの」。

喪服の黒羽織じゃないことをアッピールせねばと羽裏は朱赤にかんざし模様のを選んだ。

ただ失敗は、当時は長~いと思ってた丈だがあと5cm長くしておけば良かったと悔やむ。

この黒羽織もよく出番のあったものだがその後第2代、3代の黒羽織を作ったらなかなか登場しなくなってしまった...。

しかし私の羽織マイブームを作ったきっかけの記念すべき黒羽織だ。

染め替えも2回もやると生地に腰が無くなるというか薄くなったようだ。

上の画像のように最初からの3色の生地を比較するとよく分かる。

もうこれ以上染め替えてまで着ることはないであろう、最後のお勤めご苦労様。

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コメント

偉い♪
端布取ってあるのね。

私染め替えはした事無くて、あそこに紅型小紋を例の時に、お願いしたのに、うんともスンともです。

染も今回が初めてなのに・・・・・

キナコさん色々遣っているのね。
この羽織見たっけね?
違う羽織だったかしら?
いっぱい持っているから、わかんないわね。

背守に猫ちゃんのがそうかしら?

投稿: 中ざくら | 2005年7月17日 (日) 23時25分

見てるはずですよ。
衿から布をとって、袖に接いで裄を出した羽織がこれです。
猫をつけたのは駒絽の羽織。画像を送ったのがそうです。
端切れはたまたまあったのですよ。他に染めたのは何にも残ってないの...ブログに載せるのに「どっかにあったはず...」と引っ掻き回して見つけました。後の片づけがうんざりです。

投稿: キナコ | 2005年7月18日 (月) 00時35分

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